厚生労働省から、性別欄を任意記載欄にする等の変更を加えた新たな履歴書様式例(厚生労働省履歴書様式例)が公表されました。これまで推奨していた履歴書様式例(JIS規格様式例)との違いを整理しておきます。
厚労省 新履歴書様式とJIS規格様式(今まで推奨)の比較
1. 性別欄は〔男・女〕の選択ではなく任意記載欄とした。なお、未記載とすることも可能としている。
2. 「通勤時間」、「扶養家族数(配偶者を除く)」、「配偶者」、「配偶者の扶養義務」の各項目は設けない。
厚生労働省では、事業主の皆様に対し、「採用選考時に使用する履歴書の様式については、この新たな様式例を参考にしつつ、公正な採用選考をお願いします」と呼び掛けています。LGBT等性的少数者への理解増進を図る法案は今国会では見送りになりましたが、経済界や大使館等から支援を表明する声が上がっており、労務担当者は配慮を求められています。新たに作成された厚生労働省履歴書様式例が必要であれば、気軽にお声掛けください。